整体師は自分が癒される日々

 

私は足底筋膜炎やアトピー性皮膚炎、
シンスプリントなどの症状を患い、
FMT整体に通う元患者でした。

そんな私が現在は施術家をしているのが、
とても不思議に思います。

私だけではなくて、FMT整体の
施術家の8割が元患者です。

ですから、患者さんの気持ちが
よく分かります。

そして、施術家になったおかげで、
過去、ケガや病気で苦しんだ経験に、
感謝できるようになりました。

当時は本当に苦しかったんですよ。

足底筋膜炎のときには、松葉杖をつき、
何か月も日常生活が困難になりました。

アトピー性皮膚炎のときには2年近く、
毎日耐えがたいかゆみをガマンしながら、
ボロボロの肌と付き合いました。

ところが今ではそんな経験こそが、
かけがえのないものだと分かったのです。

今目の前にいる患者さん方は、
まさしく過去の自分の状況に
いるのですから。

頭ではなくて、体でその辛さを、
共感することができます。

そして、施術家としての9年間を振り返ると、
それだけが私の誇れる武器でした。

9年前、施術家としてデビューをしたとき。

大学を卒業したばかりの当時。

とくに豊富な知識があるわけでもなく、
磨かれた技術があるわけでもなく。

ただ「それは辛かったですね」と、
患者さんの痛みと気持ちを誰よりも、
理解しようと努めただけです。

そんな私に患者さんは信頼をして、
体を預けてくれました。

そんな日々が、過去苦しんだ、
ケガや病気に対しての認識を
変えてくれました。

「あのとき足底筋膜炎、
アトピー性皮膚炎になってよかった」

と心から思えるようになりました。

施術家をしていると、年々自分自身の、
心とカラダが癒されていくのを感じるのです。

施術家という在り方は、
「自分自身を癒すことの連続」です。

自分の中にあるネガティブな経験や、
コンプレックスに、患者さんを通して、
嫌でも向き合わないといけません。

ちょっと分かりにくいですか?

例えば、自分が診ている患者さんが、
職場の人間関係で悩んでいるとします。

すると、もし自分自身がうまく人と、
コミュニケーションをとれて、
よい人間関係を築ける人でないと、
患者さんに適切なアドバイスができません。

自分自身が職場の人間関係が
うまくいってなくて、アイツうざいよな、
なんて愚痴を言っているようでは、
目の前の患者さんの力になれません。

だから、施術家として本当に人の力に
なりたいと思うなら、まずは自分自身が、
癒されないといけませんし、

自分が完全に悩みを消し去るなんて、
生きている限り無理ですから、
施術家であるかぎり、ずっと自分を
癒しつづけないといけないんです。

難しいように感じるかもしれませんね。

でも、そんなことはないんですよ。

別に悟りを開きなさいと言っている
わけではないんですから。

施術家は患者さんのほんの一歩先を
歩むことができていればいいんです。

自分自身が様々な悩みを経験して、
それを解決する日々が、そのまま、
患者さんのためになるんです。

自分が日々、年々と癒されるというのは、
まさに自分自身がさまざまな悩みを、
癒しつづける日々だからです。

だから、施術家はたくさんの悩みを、
抱えている人でいいのです。

その方が誰かのためになれるんです。

私はこの仕事素晴らしいと思っています。

FMT整体
中村 宇博